個人的には、福島関係で事故直後付き合いのあった人たちが、煽動する側にまわっていることもあり、その面でも気分が重くなります。
私は、当時のオンライン上のみの人間関係はほとんど残っていないですし(今も続いている人はリアルでの接触がある人たちだけ)、Xも見ないのですが、少し前に見たときに見事な排外主義コミュニティになっていて、ぎょっとしました。
煽動していない人も、相互フォローでずっと見ているうちに許容的になってしまうのだと思いますが、ふんわりと差別支持の雰囲気になっていて、そこでもどーんと暗い気分になりました。
ソーシャルメディア上のコミュニティは、洗脳装置に近い作用をもたらすものなのだ、と実感を持っています。人類には制御不能だと思う理由のひとつです。
ソーシャルメディアがよくないのは、人間関係を変えることが難しくなるところにもあると思います。
私はだんだんと続けるうちにオンライン上の仲間だった人とは考え方に距離が出てきて、それは現地活動の複雑さをオンライン上の人には理解できないことからすれば当然のことではあったのですが、それで距離を取るようにしたら、かなり逆恨みはされました。
人間関係が変更不可能、というのはたぶんにこの世を修羅化してしまうものなので、逆恨みをされても距離をとってよかった、と今でも思っています。
義務教育の学校のクラスの同じメンバーとヒエラルキー構造がそのままに死ぬまでずっと同じように付き合い続けなくてはいけない、というのは、人生に絶望するのに十分なことだと思うのですが、ソーシャルメディアの人間関係はそれに近いものがあると思います。